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橋本宙八先生の講演会が10日に六甲のサラシャンティでありました。複数の方からお誘いをいただき、私も聴講させていただきました。(事前にブログでお知らせできずすみません!)
今回のテーマは:
フクシマ・見えない世界への重い扉―文明のパラダイムシフトー
少し重たい響きのテーマですが、長年マクロビオティックを実践される橋本先生の貴重なお話。地震が起きるまでは実際に福島の山中に住まれ半断食セミナーや体質改善プログラムを実施されて多くの人を指導されていらっしいました。地震発生後避難しながら日本全国で講演活動を精力的にされていらっしゃいます。今回はテレビやマスコミでは報道されないような、体験者として、そしてマクロビオティック指導者としての視点でのお話はとてもとて興味深いものでした。過去にもチェルノブイリを訪れ、汚染地帯を視察、チェルノブイリで被爆した子供達を預かり保養さられた経験もお持ちです。そんな橋本先生のお話で日本政府の出している放射能の基準値が海外と比べいかに緩いか、そしてその安全性がどれだけ信用できるものなのか、基準値決定の背後には何があるのかを改めて考えさせていただきました。眼に見えないから怖いはずなのに、眼に見えないからいつの間にか慣れてきてしまっている風潮、そして関西は比較的離れているから。。という根拠もない勝手な安心感もなきにしもあらずのこのごろだと私自身反省しました。特にお子さんを持つ親は本当に気をつけないといけない。子供は大人の10倍も影響を受けてしまう。胎児に関しては80倍!しかも現代の子供は私達の祖父母よりも体が弱い人がほとんどです。チェルノブイリの前例をいかし、出来る限りの力で最善策をみつけないといけない。日本はとても小さい国、そして流通がすばらしく恐ろしく発達している国でもあります。食べ物だって1日で北海道から沖縄まで輸送されます。自分の身は出来るだけ自分で守り、10年、20年先も少しでも多くの人が健康で幸せに生きれるように、一人一人が今、改めて自覚する事が大切だと思いました。
橋本先生がおっしゃった言葉で心に残ったのが、どうして今、日本に、フクシマにこの地震がおこったのか? 日本人はこの経験から何を学ぶべきなのか、ヒロシマに原爆が落とされた時と同じ位、今日本人として現代社会を考え、行動する事が問われている時だとおっしゃっていました。神戸も17年前地震にあいました。私も神戸で地震を経験して私のなかでいろんなものが大きく変わりました。価値観も人生観も変わりました。今の神戸は当時の面影を感じさせない位再生しています。天災は時が癒してくれます。でもこの福島の事故は天災と原発の人災です。人が起こした人災は人間で解決しないと一向に良くなっていはいかない。地震から8ヶ月経った今の現状を見つめ、改めて認識すべき現実です。日本人、一人一人が考え行動する事が、福島が、そして日本が再生していく事につながっていくと思いました。一人一人が考えそして身近な人と話をする、出来る事から行動する。その答えはすぐにでなくてもまずはここから始めてみようと思います。
複雑な問題の様な気がしますが、どんな事においても人の命よりも大切な物は私には思いつきません。
日本から世界が変わる by 橋本宙八先生
ー自然エネルギー
−有機農業/自然農業
ー自然生活をたのしみ生き方を変えよう
ー新しい価値観を持とう
ー経済より命や幸福を大切にする社会
危機=チャンスということわざが中国にあるそうです。私達はこの危機を日本人がより幸せに生きる社会にするチャンスにしなければ。。。
参考リンク:
橋本宙八先生ブログ:http://macrobianchuya.blogspot.com/
京都大学、小出裕章助教授の言葉:http://hiroakikoide.wordpress.com/
*↑クリックすると大きくなります!”世界も驚く日本の基準値2000ベクトル!!”
Oct 12, 2011
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